PAF

西暦2000年「平和・自由・時間」に関する世界サミット

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The Planetary Academic Federation (PAF)

ビジョンと設立趣意

目的

人間がその知性により、人類の大半が苦悩するような不調和な地球文化の発達を促してきてしまったという事態の深刻さを謙虚に認識し、1999年7月、米国カリフォルニア州、サンフランシスコにてPAFは設立されました。その目的は、学術的、教育的交流活動の新たな世界的な標準の現出を確立し、援助することにあります。PAFは、この時代にこの惑星上のすべての文化にわたり数限りない人間たちの中で広がり目覚めつつある意識から、既に自然に現れ始めている自律的な新たな惑星文化を援助し育むための、グローバルなフォーラムと連合の形成を目指しています。

PAFは、普遍的な自然の法則が豊かに再活性化されその威厳が尊重されることを心から望んでおり、生きた知識のネットワークとしてのこのような学術連合が設立されることにより、その健全な発展に貢献していくことを目的としています。その設立は、1999年6月、中米コスタリカの平和大学で開催された「平和と時間」についての重大な世界サミットの参加者によって正式に発動された努力の継続を表すものです。

具体的には、PAFは、「平和と時間」についての世界サミットの教育の委員会によって形づくられたコア・カリキュラムがその活動の基礎として活かされるよう、新時代を画するような独創的な全システム頭脳集団、科学者、創造的なアーティスト、またその生き方や奉仕が普遍的な精神的原理の実践を体現しているような方々と共に、境界を超えた連合ネットワークを確実に育ててまいります。このコア・カリキュラムは、「時間」として表現された中央軸の周辺に組織立てられています。「時間」の本質とは、(コスタリカでの世界サミットで再三にわたり明確に確認されたように)線形ではなく、心あるいは意識の機能と表現であり、宇宙の中枢的な共時的組織原理の諸機能です。コア・カリキュラムでは「アート」、「持続可能な生活と生きるために必要なスキル」、「総合科学」、「心・体・精神の統合と陶冶」、「世界の言語・文化・精神性」、「人間の進化(過去・現在・未来)」が創造的、シナジー的に「時間」と相互に関連していることが強調されています。

第一義的に「現在」に基づいた、すなわち放射状の性質のものとして、「時間」についての意識的な気づきを表現することは、私たちに内在する愛とより本質的な意識である高次の道徳的意識として明らかになってきます。 「平和と時間」についての世界サミットにおいて他の6つの委員会でなされた決議も、教育の委員会によって明示された7重のコア・カリキュラムの枠組みを通して行われるPAFの活動の焦点へのガイドラインと概要を提供するものです。

既存の標準的な学術的教育的環境により、多くの創造的な思考や想像的な魂、開かれた心の持ち主たちが真に進歩的な探究的論考の発表を制限されるような制約的、閉息的状況が生じてしまっています。PAFは、学術活動が 再活性化されるよう、惑星的秩序の回復にリーダーシップを発揮することを目指します。これを前提としながら、PAFは特定の宗教的教義を広めるような主張や活動の推進をすることはなく、各自が自身の自由な信念体系の内に存在する自由を脅かされるようないかなる活動に参加したり援助したりするものでもありません。PAFは、自己自身の思考を自ら育てる個の基本的な尊厳への尊重を維持するものとします。しかしながらPAFは、私たちが創造しかつ、その内に生きる諸世界の性質を形づくる全般的な信念体系の中枢的な役割について持続的に熟考し、果敢に従事してまいります。私たちが個あるいは集合として、信念諸体系を通じて意識的、無意識的にどのように私たちの諸世界を共同的に創造していくかについて、大胆かつ真摯に本源的基礎探究活動を行っていくことは、PAFの要であり、その諸活動と探究を特徴づけるものです。私たちの個並びに集合的な信念体系がいかなるものであるか、それらが私たちの現実をどのように形づくっていくかについて正確に意識化できるようになることの緊要性を認識することは、個として集合としてさらに成長していく上で、中心的な課題であると考察しています。また、精神性についての意識的な気づきをさらに深めるために科学と教育に美的感性を導入することは、PAFの設立趣意の中核となっています。私たちの活動の目的は究極的には、過去における学術活動において特徴的であった制約によって阻害されることのない、新たなものの考え方や生き方のあり様を共有し涵養する惑星的な仕組みの発達を通し、「平和」という新たな持続可能な惑星文化の顕現を援助することにあります。

共同設立者

  • マーク・カミングズ(アメリカ)
  • 森 眞由美(日本)